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妊娠中の運動について

筑波大学名誉教授  目崎 登先生

妊婦さんにも、運動を行える人と行えない人がいる

流早産を起こしやすい状態の妊婦さんは、運動を行わないようにします。妊娠中の運動のリスクとして、子宮収縮による切迫流早産があります。そのため、流早産を起こしやすい状態の人は運動を行えません。また、妊婦の運動は妊娠中の健康の維持増進が目的ですから、現在の妊娠経過が正常であることが重要な条件です。日本臨床スポーツ医学会が示す「妊婦スポーツの安全管理規準」では、母体の条件として、次の4項目を挙げています。

  • 現在の妊娠が正常で、かつ既往の妊娠に早産や反復する流産がないこと。
  • 単胎妊娠で胎児の発育に異常が認められないこと。
  • 妊娠成立後に運動を開始する場合は、原則として妊娠12週以降で、妊娠経過に異常がないこと。
  • 運動の終了時期は、十分なメディカルチェックのもとで、特別な異常が認められない場合には、
    特に制限しない。

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妊娠中にふさわしい運動を選ぼう

 妊娠中の運動に適しているのはウォーキングなどの有酸素運動で全身運動、なおかつ長続きするものです。もちろん、母体にとっても胎児にとっても安全であることが大前提です。
 どのような運動でも、疲れたら休み、異常を感じたらすぐに運動を中止して医師に相談するようにしましょう。運動前後に胎動をチェックし、また子宮収縮にも注意してください。        

妊娠中の運動に適している有酸素運動

妊娠中の運動に適さないもの

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※運動をする際は、かかりつけ産婦人科の主治医にご相談ください。 
【次ページ】 妊婦さんの運動は、強度や頻度が大切
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アナログ版基礎体温表(PDF)